こひがしブログ

生きにくい日々を幸せに生きるため試行錯誤する記録

在宅や時差勤務を受けて、自然と家庭に関わる時間が増えた夫に対し、仕事への理解も示せる

夫の仕事が忙しそうで、ふと娘が生まれたばかりの頃の、夫の働き方のことを思い出した。

 

昨晩私が目を覚ますと、おそらく深夜0時ごろだったと思うのだが、夫が仕事をしている様子だった。

在宅になると、仕事時間が逆に増えすぎてしまう気持ちが良くわかる。

私も、仕事時間の総量はそこまで多い方ではないのだが、就業時間が決まっているわけではないので、夜中にゴソゴソと書き物をしてしまったりする。

 

以前の私だったら、確実に深夜に仕事を持ち帰って行う夫の方にだけ小言の一つも言っていたと思う。

 

娘が生まれたばかりのころ、夫が勤めていた会社は、帰りが早くても21時ごろで、遅いと終電にギリギリ乗って25時近くに帰ってくることもあった。

乳幼児は21時には起きていないので、私は娘のミルク、お風呂、自分の食事、寝かしつけを夕方から20時ごろまでの間、一人で行うのが苦痛だった。

 

それがきっかけで喧嘩をしたことが何度もある。

夫の会社携帯が家で鳴る事に腹を立て、折って壊したこともある。

夫が深夜まで帰宅せず、電話も繋がらないので会社に電話したことがある。

0時すぎ、夫の上司が会社の電話に出て、私が「うちの夫はまだいますか!?」と尋ねると、

私の気迫に圧倒された様子の上司が、申し訳なさそうに、

「さ、先ほど会社を出られましたよ」

と言った。

その様子に、悪いと思う気持ちがあるなら、残業代を出せ、会社のリソース不足をなんとかしろと、その上司に腹が立って来た。

そこで、その上司から年末に届いた、家族写真のプリントされた年賀状をハサミで切り刻み、封筒に入れ、ポストに投函する寸前で思いとどまった。

流石にこれは犯罪だ。

受け取る家族に罪はない。

 

これを受けて夫は、残業せずに、家に仕事を持ち帰るという手段に出た。

いや、21時に帰ってこられて、もう人手は必要ないし、家で仕事をされるのも腹立たしい。

家に持ち帰るのだから、会社側としては残業させているという認識にもならなくなる。

 

それはやめてくれとまた喧嘩になった。

 

そして、現在はどうかというと、夫は18:30の娘のお迎えには必ず行ってくれる。

ここ2日ほどは在宅で仕事をしている。

呼び鈴がなれば、夫が出て対応してくれ、

ちょっとした用事は仕事の合間に行ってくれる。

こうして私の不満はかなり軽減されることになった。

昨日も、深夜まで仕事をしていようが、娘のお迎えから夕飯、お風呂に寝かしつけのルーティンを共に協力して行ってくれるのであれば、その後寝た後に仕事をしていようがテレビを見ようが、好きにしていただいて結構だ。

 

ありがたい話だ。

 

ここまで私の心境が変わって気がついたのだが、

やはり人それぞれ家族の状況や自分の健康状態など、ライフスタイルは刻々と変化するもの。

その中で、一律同じ時間に働きましょうというのは無理があると思うのだ。

無理をしてそれを守ると、どこかには負担がかかる。

 

まぁ、家族優先にしましょうとか、仕事より家庭生活が大事とか、そんな思想を押し付ける気はないけど。

大前提、仕事も夫本人が選んで好きでやっていることなのだ。

私もそのように感じて今の働き方を選んでいるし、それに応じた収入を得ているが、そこはまだまだ目標の途中だ。

だから仕事の就業時間や、忙しさ、地理的な都合など、なにひとつ家族の問題に時間が割けない理由にはして欲しくないというだけだ。

 

あくまで、夫が、自分で選んで娘と過ごす時間を増やしたり減らしたりしているのだ。

夫が好きでその時間に仕事に出かけ、帰宅しているのだ。

そのために私が負担を負っていると思う場合は、相談させてもらう。

夫にしても逆の思いが芽生えて当然だ。

私がこの夫を選んでこの生活をしていることにしても、当然私が選んだ道だ。

私にとって夫がその状況を優先する理由がわからない時には言わせていただきたいし、

お金をかけてアウトソーシングできる部分や、効率化できる部分は積極的にその方法を取り入れたら良いと思う。

一緒にそれを考えて欲しいと夫に提案もする。

 

ただそれだけのことなのだけど。

 

みんな決まった時間に仕事に出かけて一斉に働き出すのが便利だと思ってしまうのだ。

それもわかるけど。

夫には、19:00、家族とともに夕食をとることより、その時間に仕事に関する何かしらをすることをどうしたって優先したいという時期もあったというだけだ。

そんな時に私は、

私がこんなに困っているのに、夫よ、あなたはどうしてもその時間に仕事を当てたいんだねと、思ってしまうよというだけの話だったんだ。